日名子ホテル(歴史)

a0212770_18591347.jpg
宿泊施設として別府で一番古い旅館はどこであろう。1804年~1818年(文化年間)において、別府村では21軒の宿が存在したと言われているが、その明確な根拠はない。(湯株とは、幕府より宿泊営業許可を受けた宿)。
湯株保有者18戸:府内屋太郎兵衛、中津屋勘兵衛、天満屋三郎兵衛、伊豫屋利右衛門、三佐屋七郎右衛門、延岡屋孫之丞、田中屋茂兵衛、杵築屋平兵衛、竹田屋喜右衛門、角屋源左衛門、上角屋太兵衛、豊前屋兵左衛門、植田屋源右衛門、植田屋次郎兵衛、国東屋九左衛門、布屋平之丞、小倉屋勘右衛門、伊勢屋孫左衛門。
新株取得者3戸:竹田屋九兵衛、中津屋清右衛門、角屋六左衛門。
この中では、府内屋がその後日名子旅館として1945年頃まで営業を続けたが、第2次世界大戦後になって、岡本忠夫(大分県弥生町出身)が日名子旅館を買収した。1945(昭和20)年9月買収説と1949(昭和24)年3月買収説がある。1961年9月には、合資会社日名子ホテルに商号変更をした。しかし1985(昭和60)年7月1日に倒産。負債総額は13億7,000万円。いまはマンションとなった。
日名子旅館の開業には2説ある。『大別府人物史』によると1857(安政4)年説、1977年発行の『日本の宿』(朝日新聞社)によると1853(安政元)年説となる。いずれも日名子旅館として開業年であり、その年に屋号を府内屋から日名子旅館に変えたのであろうか。よく分からない。
[PR]
by b8spa | 2011-06-04 18:59 | 別府八湯の歴史
<< 二條泉(歴史) 楠温泉(歴史) >>